一ノ瀬さん家の家庭事情。【完】

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バクバクバクバク…

心臓が口から飛び出そうなくらい早く動いている。

今日はいよいよ待ちに待った浅丘君との初デートの日。

告白前日同様、昨日の夜も緊張で全く眠れなかった。

待ち合わせ場所であるバス停に降りると、私服姿の浅丘君が立っているのが見えた。

時間は…間に合ってるよね?

て言うか、むしろ約束の時間よりも十分早くついちゃったのに…

「浅丘君!」

「一ノ瀬、おはよう。」

相変わらず私服姿、かっこいいなぁ。

何度見てもそう思ってしまう。

こんなにかっこいい人が本当にあたしの彼氏なんだよね?

まだ信じられないよ。

「ここから五分くらい歩くけど、いい?」

「うん!」

隣を歩きながら頭の中はごちゃごちゃといろんなことを巡らせる。

今日の格好、変じゃないかな?

ほのちゃんによるとお家の人の印象を良くするプラス男の子が可愛いって思ってくれる、それはワンピースなんだって。

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