幼なじみⅡ―《完結》―

●サッカー● /-拓也side-



「こら。朝レン、今日はそんなにきつくなかったでしょ?」


欠伸をしたら前からそう聞こえ瞬き。

瑠璃さんが俺を見ていた。

彼女は、俺より2個年上で、サッカー部のマネージャーをしている。

「そうですね、朝レンは」
「何?昨日、夜更かしでもしたの?」


勿論そんなわけではないが何と返していいか迷う。


「瑠璃さん!俺も夜更かし!」
「うーん。そういう訳じゃ……久々に勉強したというか」
「何それ?」

横にいた友達の拓馬がそう言うのを無視してそう返事をする。嘘はついていない。


勉強といっても、昨日は遥と巧の受験勉強の勉強だけど。


「別に。瑠璃さんも、この授業?」
「ううん。終わったとこ」

ふーん、と返事をして、ふと前を見ると瑠璃さんと目が合う。


「なんですか?」

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