PURPLE Ⅰ【完】

今日は隼くんも休みらしく、鋭い視線も舌打ちもなく平穏な学園生活。


「Rot退屈なん?」


平穏イコール退屈らしいジクが声をかけてきた。


「えっと…ジクくん」


「おっ、名前憶えてくれたん。君はいらへんジクでかまへん。
そやRot!学校探検行こ、探検!!
ほな昼休みな」


返事を待たず言いたい事だけを吐き出し、ジクは『おっ ユキちゃあ~ん』と行ってしまった。


見た目イケメンのジク、話上手でノリもよさそうだから、さぞかしモテるだろう


アオとも隼くんとも近い距離の人間だろう彼。


探検なんて、なんとも可愛らしい誘い方に、断れなかった自分の曖昧さに嫌気がさす。




さようなら……短かった平穏




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