PURPLE Ⅰ【完】

その週アオは学校に来ることはなく、合わせるように隼くんも現れなかった。


ジクはあれから見かけたけれど


会えば「よっ!」っと人懐こい笑顔を見せてはくれたけど


それ以上踏み込んではこなかった。


休日アオと会う約束をしていたので、前夜から料理の下ごしらえをして


ずっと渡したかった誕生日プレゼントの数々を鼻歌まじりに用意して


次の日が楽しみで仕方ない気持ちは初めてだったから、その夜はなかなか寝付けなかった。


だから


幼い頃の夢をみたのかもしれない


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