PURPLE Ⅰ【完】

ぶつかる視線。


数日前に降り積もった雪がキラキラと、暖かな春の日差しに反射して眩しい。


そんな澄んだ世界とは対照的に闇を纏った彼。


じわりじわりと辺りが闇に侵食される。


返事が遅いのが気に入らないのか眉根を寄せる彼に気が付き


「よろしくお願いします」


そう返事をすると


「ああ」


彼は満足そうに頷いた。


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