PURPLE Ⅰ【完】

収拾どころか、なんだか危ない方向に進みそうで


「ロイはどうしてここに?」


私の手に頬づりしている変態よりも先に


「ロイは、この店のオーナーなんだ」


アオは『チッ』と舌打ちをし、ロイから救出しながら説明してくれ。


「オーナー?ここはロイのお店なの?」


「はい。でも今日からは姫とわたくしの店で結構です」


「いい」


ロイに冷たく即答すれば


「ああ、姫」


何かのスイッチを押したのだろうかロイが急に跳びかかり、それよりも先に『ダメ』とアオが私に抱きつく。


アオVSロイの火花散る中、辺りを見渡せば......


あんぐりと狐につままれたような表情の男たち。


収拾なんて目論見は、遥か彼方へ消えていた。


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