PURPLE Ⅰ【完】

「えぇーーー」


アオとロイが2人仲良く抗議の声を上げる。


『シュウどうして?』とアオが顔を歪め
『姫、何故ですか?』とロイが瞳を震わせる。


そんな2人の様子に、そこまでひどい事を口にしたのかと。


「だって、私はチームに関係ないから」


焦りから一歩後ろに下がれば


「カドゥケウスに関係なくてもオレが一緒にいたいの!」
「このチームに関係なくとも、わたくしは生涯、姫の下僕に間違いありません」


迫ってくる2人から逃げるように、また一歩後ろへと下がる。


「この店にこだわらなくても…」


「そうだよね、だったらチームは解散させよう」
「そうですね、でしたら店は潰すと致しましょう」


ヤバい、危ない話になってきた。


「落ち着いて、待って2人とも!」


2人の目力に押され徐々に後へと下がる


「シュウが取り消すなら落ち着くけどね」
「姫の命令とあれば落ち着きたいのですが」


もう逃げ場がなくなり、気が付けばエレベーターの扉に貼り付けた蛙のようになっていて


『ポン』という音とともに開いた扉。


逃げるため後ろに重心を置いていたためグラリと背中から倒れた。

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