PURPLE Ⅰ【完】

「シュウ、ビリヤードしようよ」


アオは返事を待つこともせず、いきなりキューを渡してきて


もう一台では隼とロイが、すでにバンキングを行い、『隼、少しは上達しましたか?』と煽るロイがいた。


「シュウが先でいいからね」


アオはすでにラックを組み終え


「私そんなに上手じゃないよ」


「よかった。他のだったらシュウに勝てないからね」


そう嬉しそうに白い歯をこぼす。


途端、『おー』や『蒼天さん、あんな風に笑うんだ』と超常現象を観察するためギャラリーが集まりだした。


私のブレイクショットで始まるも、やはり9番を落としたのはアオで


「ふぅーシュウが思った以上にうまくて焦ったよ」


姉を立てる出来た弟。


「たしかに姫がキューを持っている姿は、そそられます……願わくば、それでツンツンしてほしいものです」


フラグを立てる変態ロイ。

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