PURPLE Ⅰ【完】

第3章 /Caduceus Ⅴ  罰

ピリピリとした空気が流れる3階。


下の男の子たちは浴びるように酒を飲み、一階も二階もない無礼講で始まった腕相撲大会は負けた者が全裸になるという、なんとも見苦しく目を覆いたくなる光景で。


実際ロイに『汚らわしいモノを姫にお見せするわけには』と目を覆われたけど、ロイにもその汚らわしいモノが付いているのだから......あまり説得力はなく。


でもそろそろ静かな場所が恋しくなり三階へと移った。


ほっとしてソファーへ座り、スクリーンに流れる映像を見ていると、なんだかピリピリとした刺す視線があたり


それを辿ると、あれほど上機嫌だった隼の機嫌がすこぶる悪く、ぶすっとした表情で私を見ていた。


「隼……どうしたの?」


恐る恐る訊ねると


「はやく言えよ!」


「……」


「賭け」


その二文字だけで黙りこむ。


賭け?


隣に座るアオが笑いだし『ダーツに勝ったシュウが、ワーストの隼に命令できるの忘れてる?』と……


そうだった!


ロイとの競り合いで忘れていた、それを思い出す。

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