PURPLE Ⅰ【完】

第3章 /*







── 隼 side ──









「ジク肋骨折れてるらしい」


通話を終えソファーに横になる蒼天に声をかければ、残っていたビールを飲み干しタバコくわえるオレの隣に座り、『オレも一本』とタバコの箱に手をのばす。


「珍しいな、お前が吸うの」


「まあね、こう見えても苛立ってる」


そう意思表示する男はいつもの無表情で、冷めた瞳からは苛立ちは感じられず。


「わりぃ…オレのせいだ」


「そうだな。オマエが悪い」


横目でオレを責め、苛立ちをゆっくり吐き出した。


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