PURPLE Ⅰ【完】

第4章 /伝播







「えっ?」





驚き声上げる私を無視するように、アオは『ふぁ~』と欠伸をし


「自殺……っうか未遂?」


「……」


「脅しだよ。脅し。狂言。
別れるなら死んでやる……的な?」


テーブルに頬杖つき落ちそうな瞼、トロンとした可愛らしい顔付きに反し『オレだったら勝手に死なせるけどね』と毒づくアオ。


実際自分の死を盾にする、その行為に後は無く、自分を追い詰めるバカげたものだけど……


─あの出来事の後では後味悪く。


目の前に用意した朝食も食べる気が失せ、フォークで刺したままのブロッコリーをひと睨みし、溜息とともに手を離した。


「だからか……」


ここ数日の隼は、不機嫌が洋服を着ているかの如く、何を言っても『ああ』だけで


あれだけ癪に障る『うぜぇ』や『だりぃ』が恋しくなる、可笑しな現象まで起きだし。


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