PURPLE Ⅰ【完】

第1章 /ロイド劇場

京悟さんからの着信を告げたのは、それから数日後で。


「親父が会って話をしたいそうだ」


「はい」


声から緊張しているのがバレたのか


「大丈夫だ。家に招待したい口実だろ」


優しさを帯びた口調に安堵し了承すると『明後日迎えに行くから』と電話を切られた。


京悟さんの言葉を信じていない訳じゃないけれど。


私の言いだしたことは世間では非常識に当たることで。


京悟さんや彼のご両親に不愉快な思いをさせたと考えると......


やっぱり落ち着かなかった。


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