停留所で一休み【完】

第2話 長期休暇

次の日から私は、佳樹を忘れる為に、仕事に打ち込んだ。

実は会社では、これでも係長を任せられていて、私達のグループでは、今、大きなプロジェクトを抱えていた。

成功すれば、私達の企画が会社の主力戦略になる訳で、これに大抵の時間を注ぎ込んでしまったのが、佳樹と別れる事になってしまったのだが。


そう。

恋人を失ってまで、進めているプロジェクト。

余計に、失敗するわけにはいかなかった。


そしてメンバーの一人に、去年新卒でやってきた、松下君と言うのがいるんだけど、これがまたいちいち、進行状況を確認しなければならない人で……

「松下君!朝頼んでおいた、取引先に連絡ついた?」

「いえ、まだ…」

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