恋は熱いうちに打て【完】

再認識

偶然会った吉村先輩と、近くの公園に行き、私は思い切って先輩に結婚生活を打ち明けた。

「まだ1週間しか経ってないのに、おかしいですよね。こんなに愚痴るなんて。」

「いや、元はと言えば、俺が可乃子ちゃんの想いをふいにしたから、こうなってしまったんだ。ごめん。」

あんなに軽く振られたのに、今更と言えば今更だが。

「いえ、全然。あの事は忘れて下さい。」

「どうして?可乃子ちゃんなりに、俺の事好きだったんだろう?」

そんな優しい言葉、掛けられたらまた泣きそう。

「でも先輩の言う通り、私人を好きになるって、よく解かってなかったと思います。」

そう。

結婚して分かった。

スタート地点に立っても、それまでの時間を無駄にすると、失敗するって。

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