at last

4月は出会い、 /石橋を叩いて"別ルートを"渡る







―――――なぁ、今のところ学校ってどー?



―――――え、別にフツー。



―――――旧校舎に行ったんですよね。



―――――何で知ってんの?



―――――  さんのことなので。



―――――ハハッ、さすがー。



―――――で、どうでした?



―――――課題させられてるだけ。つまんない。



―――――だろーよ。ただ、ちょっと時期が悪いかもな。






誰も存在を知らない部屋。



人知れず彼らは、それぞれの仕事を続けながら会話を続ける。






―――――あー、近々抗争があるんだっけ?



―――――そうそう。メンドー。



―――――幹部でしょう。頑張ってくださいよ、  のために。




ハッと鼻を鳴らす長身の男は、ソファから身を起こした。




―――――当たり前だっつの。  のためにもちゃんと働くよ。



―――――期待してるよ。



―――――つーか、目ぇ付けられてるお前のが不味いんじゃね?あのセンコー、忠告しに来たぜ?



―――――マジかー。



―――――まぁまだ俺らは動きませんし、大丈夫ですよ。上手く立ち回れば抗争に巻き込まれることはないでしょう。



―――――フラグだ。



―――――ああ、フラグ立ったな。



―――――えぇっ!?あ、……。



―――――ま、頑張ってよ。もうちょい事態に進展があれば俺達も参加できるし。



―――――了解ー。んじゃ、明日から倉庫に缶詰なんで寝るわ。



―――――おやすみー。



―――――おやすみなさい。






夜は、更けていく。






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