at last

2月は終わり、 /Easy to say, hard to do.







「ま、マリア……!?」






黄鶴総長が驚きの声をあげると、辺りもその方向へと目を向けた。



そしてさらに動揺は広がった。





俺も、驚いた。



いや、そんなものでは済まない。





何故、ここに。



お前がいるんだ……?








「いつから……」



「ごめんなさい、待つのは飽きちゃって。なーんか面白そうだから、私も見てみたいなー、なんて」





そう言って美しく微笑む彼女は、黄鶴総長に目線を合わせた。




「どうして私を誘ってくれなかったんです?守るというなら片時も手を離してはなりませんよ」



「……いや、マリア……。どうやってここを知った!?」



「"どうやって"?」




彼女はさぞ不思議なことを聞いたと小首を傾げる。




「方法なんていくらでもありますよ。だって私、これでも"廣瀬"の一員ですし」




そうしてニコリと笑顔を作った。








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