お女ヤン!!2【完】

★2 /親友のタブー







駅は会社帰りのサラリーマンで溢れかえっていた。



まるで群れのように。スーツ姿の人がゾロゾロと改札口から出てくる。




その隅っこのベンチに、あたしの親友はいた。






「美春!」



明るい色のチェックのマキシ丈ワンピース。髪はいつもキマってるのに今日はなにもしてない。






「・・・・ミホ」



ワンピースの明るさとは全然逆の表情の美春を見て、あたしの胸はキリキリ痛んだ。





目、真っ赤じゃないか。


お得意の化粧もしないで。





「ごめん、こんなとこまで来て・・・・・でもっ」


「いいよ気にしないでよ。あのね、千里がつれてきても良いって言ってくれたらしいからさ。とりあえず行こう?」




いつもと立場が逆。



美春は赤い目をこすって小さく頷いた。




心配で、不安で―――胸がドキドキ鳴ってる。




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