お女ヤン!!2【完】

★2 /楽しく、広く






ミホが凄い嫌そうな顔して麗華とトイレに行った。



そんな顔してるけど、あんた面倒見いいわよね。


白百合でだって、文句言いながら周りを気にかけてあげてるし。



末っ子のくせにね。







それに―――


「星野宮さん、何であたしを誘ったの?」



こんな気むずかしそうな佐野麻耶とも、仲良くなっちゃうんだから。




あんたってやっぱり昔から凄い。





「美春でいいっていったじゃない。あたしも麻耶って呼ぶから。ほら、旅行行ったとき、あたし邪魔しちゃったから謝ろうと思って。ごめんね」





そうあたしが言ったら佐野麻耶は無表情で、「別に」顔をそらして呟いた。



あら、本当に気にしてないのね。



そしてよく見れば見るほどあの金髪男にそっくり。


目なんて全く同じ。



少し、向こうのほうが目つきは悪いけど。





あたしがじっと見てたのが嫌だったらしい。麻耶は不機嫌そうにコーヒーを飲む。




「まだ理由があるでしょ」



飲みながら、麻耶が静かにコーヒーから視線をあげる。



さすが生徒から一目置かれてるお嬢様。



侮れない。



やっぱりアンタは勘がいい。



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