お女ヤン!!2【完】

★2 /優しいスイカバー





お店に入った瞬間、熊さん達の怒鳴り声が外から聞こえて、それは豪快な足音と一緒に通り過ぎていった。




どうやらあたし達がお店に入ったのには気づかなかったみたいだ。



よ、よかった。




ホッと胸を撫で下ろしてしゃがみこむ。ひ、久しぶりにこんなに全力疾走した。



麗華ちゃんを追っかけたぶりぐらいだ。




不規則なリズムの呼吸をしているあたしに凪は「体力ねーなー」なんてゲラゲラ笑ってる。




いやいや、あんただって疲れてるだろうが。ハーハーしてんじゃん!冷や汗たっぷりだろうが!




でも、凪はあたしよりも早く呼吸を整える。



そこがまた悔しい。



野生児は強いのだ。





そしてあたしが凪に文句を言う前に、お猿は店の奥へと歩いていった。




こじんまりしている店には最低限の日用品道具とか、お菓子とか、そんなものが並んでる。




近所の人しか来なさそうな、懐かしい雰囲気のお店。




0
  • しおりをはさむ
  • 4634
  • 5274
/ 406ページ
このページを編集する