お女ヤン!!2【完】

★2 /忘れられない白雪姫





「千里、何してんの?」



こんなところ歩いてるなんて珍しいじゃん。しかも一人で。




「お前こそこんなところで何やってんだ。白百合だってバレるぞ」




(´_ゝ`)フッ




千里さん、千里ちゃん。

それは全く心配ないよ。


何せあたし制服改造してるらしいですから。白百合のオーラまるで出てないみたいだから。






「大丈夫、何か違う生徒だって勘違いされたから」


「何でだ?」


「オーラが出てないからじゃない?」


「・・・なるほど」



否定しろよ





毎回毎回千里は冷静にあたしに返してくるよね。


もう少しフォローしてくれても罰は当たらないと思うんだけどな。



そんなオーラが出てない可哀想なあたしの隣にしゃがみこむ千里。



ていうか本当に珍しい。




「何やってたんだよ」



千里があたしの描いた白雪姫を指さして、さっきと同じ事を聞いてくる。


立ってるあたしを下から見上げる千里。



あたしが見下ろしてるこの体制は何だか落ち着かない。慣れって怖い。





「与四郎さんの学祭の準備手伝ってた」




そう言いながら、千里の隣にあたしもしゃがみこむ。




うん、やっぱり見上げるよりも見下ろされるよりも、いつもソファで一緒に座るみたいに。



隣に居るのが一番しっくりくる。






「あぁ、学祭もうすぐか」

「そうだよ、もうすぐだ」




あたしもさっき聞いたばっかりだけどさ。




あたしが描いた白雪姫をまじまじと見つめながら、千里が今思い出しましたよ、みたいに言う。





・・・・絶対知らなかったな。こいつ。




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