お女ヤン!!2【完】

★2 /砂の上での優しさ






「遅かったな」

「一悶着あってよ~」





そうだね。



ちなみにあたしと葵くんも軽く一悶着あったよね。




あたしと凪と葵くん以外のみなさんはすでに戻ってて、腹ごしらえを終えて騒がしく談笑しあってた。





「凪はどうしたんだ?」



あたし達と一緒にいるはずの凪がいないのを見て与四郎さんが首をかしげる。




・・・・心配だ。やっぱり残ればよかった。いや、あたしが居ても邪魔かもしんないけど。



待ってるっていうのはどうにも性に合わない。




もし、事件に巻き込まれてたりしたらどうしよう。






「遊んでんよ~きっとな」



お気に入りらしい。ドッジに使ったドクロボールを持って、葵くんが休憩中のお兄さん達の背中にボコボコぶつけだした。




「い、痛いっす!!葵さん」

「マジか~マッサージのつもりなんだけどよ~」


いやいや迷惑な男だな




耐え難くなったのか、お兄さん達が葵くんからの逃亡を図る。


それを容赦なく追いかける葵くん。



ていうか足はえー・・・・。






「・・・アイツなんかあったか?」




呆然とその地獄絵図を見つめるあたしの隣に、いつの間にか千里が居た。




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