『彼女No.99』[完]

彼女No.99&彼氏No.01 /重なるふたつの影は*鈴

文化祭の前日。
みんなで教室の飾りつけをしているときだった。


「光君、お客さん」


クラスの子が光君を呼び、呼び出したのは・・・女の子。


「彼女が同じクラスって知ってるんだから少しは気遣えよ!って話だよね」


机をあわせ、縫ったテーブルクロスを被せていく。
その間にも光君は、薄暗くなりつつある廊下へ消える。


「鈴、引き止めてきたら?」

「私ああいう無神経なの嫌い!!」

「そんなんだから光君に見向きもされないって気付けよ」

「っていうか、ウチらの中に光君の元カノが何人いるんだって話だけどね」

「・・・・・・」

「・・・一番無神経なのは『光る君』かっ!!」

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