『彼女No.99』[完]

彼女No.99&彼氏No.01 /指先に触れる37℃*光

「だってこうでもしないと先輩、私の事なんて忘れちゃうんじゃないかって!!」


自転車置き場に甲高い声が響く。



『彼女No.88』



彼女が俺の携帯を鳴らしていた子だった。
俺を呼び出したのは彼女の友達だったけど、その友達でさえ彼女の行き過ぎた気持ちに制止を掛けてあげたいと思ったらしく。


話してあげて欲しいと頼まれた。
けど。


「忘れてないよ?」

「嘘」

「・・・・・・」

「じゃあ私の名前、覚えてますかっ?」


俺の誠実さを確かめられてるだけ。

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