『彼女No.99』[完]

彼女No.99&彼氏No.01 /ちょこれーと★きす*鈴

ふわふわした足取りは夢の中を駆けているようだった。

私の手を引く光君は相変わらず人の視線を一身に受けているけど、光君が見つめるのは私だけ。

私しか見ない宝石のような瞳に、もっともっと埋もれてしまいたい。


「・・・行く」


まだ観覧車に乗ってないし、食べようねって約束したポップコーンも食べてない。
時間だって閉園に程遠い、15時。


でも、


「お邪魔しま・・・す」

「やだっ!鈴ちゃん?久しぶりねぇ」

「母がお世話になってます」

「堅苦しい挨拶はやめてよ~、どう?光は優しい?」

「はいっ」


もうスリルも楽しさも美味しさも、お腹いっぱい。

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