坊ちゃま、ホットミルクは如何でしょうか。∼Spring∼【完/修正中】

【春】 /尾行。









「それでは、行ってまいります、高志様。」

「行ってらっしゃーい。」



学校の制服を着たアンコが、屋敷を出て行く。



アンコが見えなくなると、俺は全力疾走で自分の部屋へと戻り、携帯を手に取った。そして、我が心友に電話をかけた。



「将大、今すぐ出かける支度をしろ!」

『は?何で。』

「アンコを尾行する。」

『尾行って…、確か今日、城之内とデートの日じゃなかった?』

「だから尾行すんだろうが!つーかデートとか言うな!」



アンコはただ、城之内と出掛けるだけだと言えば、それを世の中ではデートと言うのだと、一蹴された。



男女でお出掛けイコール、デートとは限らないだろ!少なくともアンコはそういう考えで出掛けたわけではない!…筈。



制服で出掛けたのは、学校があるからではなく、着ていく服がないから。今日のアンコの予定は、“城之内様とお出掛け”なのだ。













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