束縛してあげる【完】番外編はじめました。

5章 /デート



拓也と別れると直ぐに顔がニヤけた。

だって、デートなんて初めて!

いや、付き合う前はなんかした気もしなくもないけど、付き合ってからは初めてで嬉しすぎる!

両手でほっぺをムニムニしていると、事務の女の人があたしに近づいてきた。


「先ほどは申し訳ありませんでした。
室長の彼女とは知らずに。」

「あ、大丈夫ですよ。
女の人が訪ねに来るなんてしょっちゅうなんじゃないですか?
それなら仕方ないですよ。」

「まあ、少なくはないですね。」

と、苦笑い。

だよね〜。
しかし、と女の人は続けた。


「そんな女性の前に室長が姿を現したのは貴方が初めてです。」


そ、それはかなり嬉しい。
頬が緩むあたしを優しい笑顔で見てくれた。

「またお越しください。
次はお茶などをお出しします。」

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