束縛してあげる【完】番外編はじめました。

5章 /1週間前


「…ろ」

んー?
ゆさゆさと体が揺れる。

「…ひろ…て」

なにー?
もう少し寝かして。

「千尋、起きて。」

「んー、今何時?」

あれ?なんかこれ、見たことある。
デジャブ?

「あと1時間で家出るよ」

「んーっ、はぁ」

思いっきり体を伸ばして体を起こす。

「おはよ。」

「おはよう。」

まだ寝転がっている拓也の前髪を分けて顔を見る。
あ、まだ眠そう。

「今日仕事休みだっけ?」

「うん。今はテスト期間だから休みだよ。」

「どこの学校もテストなの?」

「そうだねー。違うところもあるけどほとんどこの時期だし、今日からのところがほとんどだよ。
学校のテスト中なのにね塾あるとかキツすぎでしょ?
だから塾自体が休み。」

へー。

「塾でわからないところを教えたりしないの?」

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