束縛してあげる【完】番外編はじめました。

3章 /決定事項


目をあけるといつもの光景。
目の前に広がるのは拓也の寝顔。これを見るのはもう何回目になるだろうか。
そして今日は珍しく服を着ている。
なんかこの言い方をしたらいつもしているように聞こえるから(実際そうなんだが)訂正しておこう。
久しぶりに…いや、これもなんだかなぁ…
「朝から何考えてるの?大変な人だね」

「いや、ちょっとね」

ここ、意外と大事だよね。

「いつから起きてた?」

「ん?さっき」

あたしが起きたのもさっきだからよくわからないね。

「…用意してもいい?」

「なんていうと思う?」

ここで質問されるとはさすがに思わなかった。
100%の確率でダメっていうよね(毎回言われるから)

「どうぞっていってほしい」

「人にものを頼む時はそれなりの報酬をもらわなくちゃね」

…そうくるか。
頭をひねったつもりなんだけど。対応が早いな。
そしてここは、変な方向にいかないように気をつけないといけない。

「今度おごる」

「却下」

「今度ケーキかってくる」

「却下」

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