城 3 <現在修正中>

エピソード3 告白

 「あの『運命』の日の深夜ーーー…


 僕はやっと新曲の作詞完成のめどが付き、1人〜…
 広いスペースコロニー新築高層マンション最上階のリビングでぼんやりと過ごしていました


 『……』
 静かだなぁ…
 何時もの部屋がやたら広く感じました。

 ただ暇つぶしに流しているだけのーーー…
 ホログラム映像の無意味なネイチャー番組が
 僕の前で陽炎・・・というか、力のない幽霊のように流れるばかりでした



 次男・蒼の収集物であるアンティークの壁掛け時計の音がカチカチうるさかったのを妙に覚えています


 他の兄弟皆はーーーー……
 すでに下の階に作られたレコーディングスタジオで体力を使い果たしボロボロで…!

 自室に戻るなりグッタリ、シャワーも浴びず泥のように眠っていました

 つまり起きているのは自分だけだと思ってたんです



 世間で考えられている程、楽曲を書くという事は容易い作業ではないので


 何処か古いジャパンのおとぎ話「鶴の機織り」に似ていると僕はよく思っていました



 
 そんな時、玄関の扉がカチャッと開く金属音がしました

 ふらりーーーーー……
 大きな身体を揺らす3男 凪が帰宅したのです


 『ウワァ〜・・・・・・・・・・・・・・!!』

 なんだこれは!!
 かなり・・・ーーーーいや強烈に酒臭い姿です

 散々連絡を取ろうとーーーー……!
 優しい渚が頑張ったのに

 腹が立つことにツールは何もかもがブチッと電源が切られ天に昇ったのか地に潜ったのか?
 ーーーー行き先不明でした。

 僕は流石にカッッとなりました


 どういう事なんだ一体ーーーっっ?

 ・・・・どうせまた女といたのだろう

 

 「どこに行ってたんだよ」
 「・・・・・」

 無視されました




 僕にとって凪は


 異常とも言える『情事依存症』

 女性にスタジオに怒鳴り込まれた事もしょっちゅうです



 いつも頭痛の種でした

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