Songs -episode 1-

-バイト終わったら電話ちょうだい!!-

そのメールに従って電話を掛けた。


「なぁなぁ、はるかちゃん。ずーっと気になってたけど…。
世間は年の瀬だってのに、お前はいつまで働く気だ?!」

いつもの様に私をバカにする咲人。


「世の中がはるかを必要とする限りずーーーーっと!!」


もうそんな会話にも慣れてきた12月27日。
ちょうどあの日から1年。
もうあの頃とはすっかり違う世界で私は生きている。


「けっ。お前の周りだけバブルだな!!

まぁそんな事は良いとして…。俺、今弟と飲んでんだけど、紹介したいし来いよ。」


「いや、いいよ。人見知りするし。せっかくだから2人で楽しんで!!」


笑顔で切り抜けようとする。
けど、そんなの無理みたいだ。


「何でだよ!!そんなの俺がいるから大丈夫だよ!!しかもそんなに気ぃ遣う様なヤツじゃねーしな!!来いったら来いよ!!」


咲人はそう言うと店の場所だけ伝えて一方的に電話を切ってしまった。

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