Songs -episode 1-

序奏

それからどれくらいそうしていたんだろう。
お互いが落ち着いた頃、部屋に入った。


もう、どちらがベッドで寝るのか譲り合う事はなかった。


「はるか……キスしたい。」

真っ暗で冷たく静まり返る私の部屋で
咲人の哀しそうな声が響いて、、、それは私の胸を締め付ける。


ふたりの唇は重なり合った。



これが正解なのかなんて分からない。




だけど私たちは自然と身体を重ねた。

どちらともなくごく自然に…。




まだ出会ってたった3日。



あの日湧き上がった

――――………ただヤリたいだけ。


そんな疑いは完全に消えて無くなっていた。




「はるか…好きなんだ。本当に好きなんだ…愛してる…。」



必死で私を求める咲人の声が静かな暗闇に響いては消える。



0
  • しおりをはさむ
  • 6
  • 1
/ 592ページ
このページを編集する