いつの間にか周りに興味を持てなくなったひかるの世界は色褪せ、モノクロの世界となった。
そんな最中、突然ひかるの前に現れた1人の男性、幸彦に心を開いていく。

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いつも鳴るアラーム音



見飽きる自分の部屋



着慣れた制服



使い古したメイクポーチ



相変わらずな表情



見慣れた通学路



変わらない時間割り



当たり前に過ぎる時間






いつだってそうだった。



下らない日々を繰り返して、時間を無駄にしてきた。



好きだった歌手も曲も、今となっては耳を霞めない。



バカみたいに笑ってた去年だって、今じゃ褪せていくだけだ。






いつの間にか、私の瞳に映る景色はモノクロの世界になってしまって


退屈で酷く窮屈で気持ちが悪い。






でも、何も求める気力が湧かなく。






無駄な葛藤を今日も繰り返している。



そうして、また明日を迎える。