多分きっと絶対に《下》[完]

第四章 /一夜




『ヒロ君、今回はイタリアでの撮影お疲れ様でした。長期の撮影でしたが、どうでした?』



「何度か仕事で訪れた事があったんですが、何度訪れても良い国でした。映画の撮影の方も順調に進み、色々と良い経験が出来たと思います」


『久しぶりの日本、今、何が一番したいですか?』


「家に置いてきた猫がいるので、真っ先に会いたいです…」






蓮が帰国した……。


ブラウン管の向こうには、空港で記者達に囲まれて淡々とインタビューを受けている蓮の姿がある。



しかも、空港に集まったファンの数がテレビで観るだけでも、凄い数だと分かるくらいの集まりよう。



蓮って、本当は手の届かない凄い人なんだな…ってこんな時ふと実感する。



それより蓮が言っていた、言葉が気になった。。




猫って…………

猫なんて、うち飼って……ないよ……ね?





それよりなにより、久々に蓮に会える。



その嬉しさで自然とテンションが上がっていく。



ずっと海外での食事だったから、今日ははりきって和食でも作って、待っていよう。




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