野良猫サーカス 2 【完】

★★ /委員長





あー、暑い。



9月に入ったとはいえ、まだまだ残暑が厳しい今日この頃。



私のクラスでは、残暑に負けず劣らずの熱い議論が繰り広げられていた。



内容?ものすっごくくだらないけど。



私からしたら「どーでもいい」の一言に尽きる。



まあ自分に関係ないから言えることかもしれないが。




私は窓の外に向けていた視線を移動させて、教室の中心を見る。



席に座らず教室の中央でひしめき合う男女の中心には、うさぎちゃんこと撫子がぷるぷる震えて固まっていた。



まさに草食動物。かわいいな。



けど、今回私は彼女を助け出そうとは思わない。



つい、とまた視線をずらす。



黒板には、でかでかと“応援団副団長決め”と書かれていた。



……めんどくさ。



思わず、溜め息をつく。




何を隠そう。ここ、青凌高校は一週間後、体育祭を迎えるのだ。





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