雪が降り積もる、小高い丘。




一歩また一歩と、雪を踏みしめるように進む。



ここを訪れる人はほとんどいない。





私だってほとんどここには来ることがない。


でも、一年に一度。必ずここにやって来る。




小さな花束を手に、必ず登るのだ。