ワケあり生徒会!【完】

第3章 /熱×誘惑×交錯

とりあえず、ヒトミちゃんのことをベットに押し込んで体温計を渡した俺たち。

軽い気持ちでスバルについて来ただけだったのに予想外だ。



「...とりあえず、ご両親には連絡しといたほうがいいね」



一人暮らしなんだから、病気になったことは伝えておいてあげないと。

むこうも心配するだろうし。



「連絡したほうがって、アイツん家の番号知ってんのか?」



リョウが少し疲れた顔で俺に聞く。

その顔には赤い引っかき傷が出来ていた。(どうやら毛布を剥ごうとした時に引っかかれたらしい)



「え、知ってるけど?連絡先教えてもらったんだよ、何かあった時のために」



まさか風邪の連絡をすることになるとは思わなかったけど。



「さ~すが。キッチリしてんねぇ、ヨウヘイは」



ゆるゆると褒めてるのかどうか微妙なトーンのカナデ。

どうもカナデには褒められても嬉しくないのは何故だろうか。

...ヤル気のなさか?

まぁでも、すでに雑炊を作り始めてるあたりはさすがだけれど。

そういえばユウトはカナデに熱さまし用のシートを買いに行かされてまだ帰って来ていない。

一人で行かせたのは失敗な気がするんだけどな。


...と、そうだ。



「スバル。ヒトミちゃんのお父さんに連絡してくれる?」

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