ワケあり生徒会!【完】

第1章 /不本意な立ちいち

気分の悪さをかき消そうと、冷蔵庫から取り出したミネラルウォーターを一気に身体へと流し込んだ。


どうしても、イライラが消えない。


昨日気づくべきだった。


私が生徒会室に呼ばれたのは、黒髪が理由だったから。

それなのに、出身校を聞いただけで彼らは私を解放した。

帰り際に『直して来い』とも言わずにだ。

会長と同じ髪色にできるのはその恋人だけだと知っていれば。

そしてその恋人=副会長だと知っていれば。

彼らの行動の矛盾に気づけなかった私の非でもあるけれど...。

こんなに面倒くさいルールがあるなら、三鷹など選ばなかったのに。


ただ唯一の救いといえば、手を出されずに済むということだ。

一応貞操は護られる。



「明日から...どうしよう」



望まない方へ、イヤな方へと事がだんだんと進んでいく。

ふと電話を見ると、留守番電話を知らせるランプがチカチカと点滅していた。


何もかも解決しないまま、身体の中でぐるぐると渦を巻いている。

もどかしさをどうすることも出来ないまま、ソファーに身体を預けた。

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