ワケありSS! 【不定期更新】

開幕は気まぐれから

ある晴れた日の、三鷹生徒会室。



「ねー、あのさー」



口を開いたのは、今日もちょんまげのユウト。



「僕って今、とんでもない恋愛過疎地にいると思うんだよねー」


「え、何、急に」


「それでねー」



私の質問は無視なのか。

まぁいいけど。



「ちょっとしたお芝居をしようと思ってー」


「はぁ?何言ってんだチビ」


「リョー君、暴言を吐くのは聞き終わってからにしてくれるかなー」



むぅ、と膨れるユウト。

どうでもいいけど早く説明してもらえないだろうか。



「僕が脚本でねー」


「その時点で壊滅的じゃねぇの」


「ちょ、カナちゃんそれどういう意味ー!?」



どうしてこう、このメンバーで会話をしたらちょくちょく話題が逸れるんだろうか。

みんなが好き勝手なことすぐ口に出すからだけど。



「みんな聞いたら絶対やりたくなるんだからー!」


「ふぅん?それは興味深いね」


「ヨウ君、悲しくなるから適当に返事しないで...」


「で、何するんだよ」



スバルの低い声が室内に響く。

それを聞いて、ユウトはにっこりと笑った。

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