君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)

【第7章】 /祈りの儀式

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(side:ヴァイス)

───星祭り当日


早朝、王子は二コルを伴って隣国へと出掛けて行った。

王子の心配の種である姫さんも星祭りの巫女をする為にパール嬢達と禊の儀式の最中。


「さて、じゃあ俺はそろそろ動くかな・・・」


警備の配置を騎士に告げてから、城外へと出る。

星祭りの儀式が行われる祭壇へ足を運べば、花を飾り付けているルイスが目に入った。


「お~い!ルイスちゃ~ん」


少し声を大きくして呼べば振り向いて手を上げるルイス。


「ヴァイス。どうしたんです?こんな時間に」


不思議そうに首を傾げた。


「ちょいと、野暮用。」


きょろきょろと視線を走らせて目的の場所を探し出す。

目に留まった印に例のモノを置いて王子に言われた通りのルーンを唱える。


『石に宿りし力を解き放ち この地に発現せし力を相殺せよ』


唱え終えれば、石は鈍い光を放ち地面に消えていく。


---よし!これで準備は完了だ。


まだ飾り付けをしているルイスに手を振って、次の目的地に足を運ぶ。

俺の今日の任務はオリビアを見張る事。

城内に戻ってオリビアの姿を探したが、朝から一度も見ていなかった。

今、思えばもっと早くそれに気付くべきだった───

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