真夜中の学校からは狼の遠吠えが聞こえる

第一章 /狼の呪いを受け継いだ子




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けたたましく響き渡る目覚まし時計の音を鬱陶しく思いながら椛原はゆっくりと目を開けた。


「んん‥‥」


時間を確認して目覚まし時計を止めると大きく欠伸をする。


7時20分。遅刻はしない時間帯ではあるが、いつも6時30分には起きている椛原にとっては結構な痛手だ。


お弁当を作れない上に、早めの登校でほぼ生徒がいない早朝の教室の空間を味わう事ができないからだ。


「ねむ・・・・」


呟きながら椛原は着替えを済ませ、おそらくいつも早起きな祖母がいるであろうリビングへと向かった。


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