漆黒の二人《番外編追加》修正中

終盤

須江 一徹副会長side





ワシは、昔から愛花の相手は雅理君だと決めていた。




だから、雅理君に見合う女に育て上げた。




ただし、根拠はない。





だけど、愛花と雅理君が初めて顔を合わせた時、確信したのだ。





この子達はいずれ惹かれ合うと。





だから敢えて、雅理君の側に愛花を置いた。




いつか二人が結ばれ、頂点に共に立つことを夢見て。






コツ.......コツ.......コツ.....




顔にかかる黒い布を取る。




ある病室の前に立ち、そのドアを引いた。





「......愛花。今きたよ。」




そこには愛しい我が娘がこちらに満面の笑みを向けていた。



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