女組長!

序盤 /澪side




「で、どうする。」




私は柳生の問いかけに、眉間にしわを寄せる。




「どうやら、私達は気付くのに一歩遅かったらしいわね。
もし、本当に私の憶測通り、香月組を潰す奴が出てきたとしたらそれは、その稲川組ね。」




「確かにな。あそこは香月組に相次いで勢力がある。他の組の力を借りてでも、勢力の一番強い香月組を潰そうって言うのか。」






私はその瞳を目の前にいる組員に向けた。



「それで、被害はどのくらいなの?」




「はい。組員が一人金属バッドのようなもので殴られ、意識不明。もう一人は身体に打撲が広がり、内臓も数ヶ所やられております。二人とも、店の回収帰りでした。」




「はあ....。」




その二人、きっと私の指示で動いた組員達だわ。
あの時に気づいていれば....。



私はその顔を床へと伏せた。






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