女組長!

序盤 /澪side






「シン!私、街に行きたい!」





「どうしたのですか?急に。欲しい服などがあれば、この私に言ってくだされば、すぐにご用意いたしますが。」





「そうじゃなくて。私は街を歩きたいの!
やっぱ、高校生って街に行ってショッピングを楽しむっていうのが常識なような気がするのよ。」



私は山積みの書類達が置いてある机にその顔を寝かせる。





「しかし、澪お嬢様。今はいつ稲川組が仕掛けてくるか分からない時期ですよ。いつまた抗争になるかも分りませんし。」




「でも、前に『一高校生としての時間は確保する』って言った人は誰?私、まだピチピチの高校生なんですけど!」




「し、しかしですね....」




シンは困ったような表情で、その額には汗が滲んでいる。




「何?あの言葉なかったことにするつもり?」




「いや、そう言うわけではないのですが、何せ今は非常に危険な時でして....。」




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