歌舞伎町の女王

序盤 /勝木 聡side




僕はこの48年間、他人から見ればとても裕福な人生を送ってきたに違いない。




昔から続く財閥グループの御曹司として生まれ、最良の環境で育ち、成功と呼ばれる道を一度と踏み外すことなく歩いてきた。




そして、24歳で運命の人と出会い、いずれ僕たちの間には二人の子供ができた。




結婚は、仕事の関係上まだだったが当然僕はその女性と生涯を共にするつもりでいた。





仕事も順調で、子供もすくすくと育ち、そろそろ社長就任もあるのではと思っていた。





そしたら、すぐにでも結婚式をして身をかため、幸せな家庭をその女性と子供達で築こうと口を緩ませていた。





そんな幸せ絶頂の中、僕が27歳の時、僕の人生を一転させる事件がおきた。






それは、父親の会社の倒産だった。




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