Freedom -first- 【完】

First /ドSイケメン


え、えっと、予約……。


「まだ確認してねぇのかよ」


「え、あの……?」

見た目はものすっごく、カッコイイ。

そう、もの凄くカッコイイのだけれど……。

何っ!?

その上から目線の言いっぷりは!?


「先に予約確認しろよ」

は?

はぁぁああ???


「しました。6時半に中谷様5名様お座敷希望、7時に田川様2名様、お連れ様がエビにアレルギーがあるそうなので、天ぷらは別のもので。8時にお2組――」

「全部言わなくていい」

聞いたの、あなたの方じゃないですかっ?

なのに、なぜ呆れたような顔をする!?


はぁぁあ!?


「あの、どちら様ですか?」

「お前、ママの店から来てるんだっけ?」

詳しい。

って、ことはここのウェイターさんか?

そんな話しは聞いたことがない。

こんな若いウェイターがいるなんて。

「はい、亜美です。……あの、あなたは……」

「あぁ?俺?一応この店のマネージャーだけど。聞いてねぇのかよ?自分が働いてる店のマネージャーが誰かも」


はぁぁああああ!?


マネージャー!?

そんな存在がいるなんて、聞いてないってのっ!

大体、1ヵ月働いて一度も顔合わせたことないマネージャーって!?

そ、そうだよ!

あなたこそマネージャーなら、新しい従業員の顔くらい確認しに来るべきじゃないの!?

言いたいことは山ほどあった。

が、口には出せず……。

「店、入れよ」

「……はい」


まだ名前さえ聞いていない、マネージャーという男。

なんだかものすっごく態度デカい。

口も悪い。

でも、顔だけはやっぱめちゃくちゃカッコイイと思った……。



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