Freedom -second- 【完】

Freedom -second- /一般人乙女



私だってそれなりに、経験済みだと思っていた。

でもそれは、思っていただけで……。


夏樹さんが言う通り、まだまだ不足らしい。


鬼の経験値1000pt>一般乙女1pt。



「く、比べるには経験が足り無さ過ぎなんですけど……。そうなんだと思います。夏樹さんが、その……、色々上手なんだと」


「褒められて悪い気はしねぇが、別に特別なこたしてねぇぞ?」




――初めて直也とそういう経験したときは、あまりの緊張に何も考えられなかった。


ここ最近は、彼女として彼氏とエッチするのは当たり前みたいな義務感が抜けない。


この間みたいに、したくない日だってあるのに……。


彼女の役割として果たす。



心に残る虚無感は消えない。




夏樹さんと一緒に居ると、


キス1つ。


たかが下着の色。


ただ繋いだ手――…。



そんな小さな出来事1つ1つに、感情が揺さぶられる……。


直也の存在を忘れるほどに。



夏樹さんへの想いが日に日に増してゆく――。







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