Freedom -second- 【完】



「私が9時出勤とか、生意気でしょうか?」


同伴だと、9時出勤でも許される。

(店によって違います)


「それは構わないけど……。亜美ちゃん、その……夏樹さんと……」


そっか……?


この店のママの息子だもんなぁ。



「誤解無いように言っときますけど、夏樹さんの気まぐれってか、同情みたいなもんです。私を指名しているのは」


「そうか?いや、夏樹さんがうちのホステスを個人的に指名するの初めてだから……」


あー……。

板倉マネージャーの立場的に、


「やりにくいですよねぇ?夏樹さん店来ると。色々気も使うし?」

「ハハハ。はっきり言うなぁ?まぁ多少はね。でも亜美ちゃんにとっちゃ、いいお客さんだからなぁ?」


お客?

まぁそうか。

そうだよ!

板倉マネージャーも、何だかんだとほくほく顔で、夏樹さんからぼったくるじゃん!


「一応……、唯一の指名客様です」


彼氏彼女はともかく、飼い主x猫ってのが冗談でもバレるのはマズイと思った。


龍黒会のご子息が、こっそり餌付けする半野良猫……?


微妙。


へへへ。と、惚けた半笑いで誤魔化す。


「ハハ。分かった。同伴出勤でポイントもつけとくから、ゆっくりしといで」


やった!


初同伴確定。



しゃっ!







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