Freedom -second- 【完】




「いやぁ最初はマジこいつ無理じゃんって、思ってたけど?仕事憶えてきたよ」


・・・・・・・。


「そうですか……?」


でたよ、本性。

決してお客さんの前では見せることない、悪魔な裏顔。


基本、悪い人では無いけど。


決して、良い人でも無い。


ハァー……。


ヤクザ、ホスト、ホステス、黒服……、水商売に関わる皆が黒く見える……。


まさしく夜……の住人――。


なんてことをぼんやり考えながら、ロッカールームを開けると――、



え……?



「美綺さん!?ど、どうしたんですかっ!?」


鏡の前、美綺さんが顔を伏せて……、


泣いてる!?


周りのホステス達は声を掛ける人もいたけど、知らん顔して美綺さんの横を素通りして行く人達がほとんどだった。


み、皆、薄情じゃない!?


麗奈さんも、放っときなよって感じでさっさと着替え出す。


――この2人は売り上げホステス同士。


ライバルだから、仕方ないのかもしれない。


「美綺さん……?」






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