Freedom -second- 【完】

Freedom -second- /賭け、かーらーのー……。


源さん達に挨拶をして、多分階段の下で待ってるだろう夏樹さんの下に向かう。

やっぱり夏樹さんはタバコを吸いながら、階段の横にいた。


「お疲れ様です……」

「おー。今日マジ助かった。相変わらずババァ共ナメてっだろ?」


夏樹さんはタバコを揉み消す。


あー……、そうだよな?


毎晩あれじゃぁ、本当に夏樹さん可哀想すぎる。


「ママの知り合いだから雇ってるんですよね?」

「まぁな」

「友達ですか?」


知り合いって、なんの知り合いなんだ?


気にしたことは無かったけど、あそこまで使えないおばちゃんばっか揃えなくても……。


夏樹さんが私の手を取って、歩き出す。


一応、私も握り返した。



「……ババァの旦那、全員うちの組員だ」



へ?


うちの組員……。


えっ!?


それって!?


思わず、バッと顔を上げて夏樹さんを見る。


「…………」


こ、言葉が見つからない。


あんな、すっとぼけたおばちゃん達の旦那さんが全員……、


それって、


割烹丸々龍黒組みたいなもんじゃん!?


関係無いけど。

当時私はどうしても龍黒”会”と覚えられず、ヤクザ=●●組なので龍黒”組”と勝手に名前を変えて呼んでいた。

(深く気にしない適当な性格)





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