Freedom -second- 【完】

Freedom -second- /鬼の心の内



「夏樹さん……。あの、私……」


「1と2は本気。3は冗談だ。マジに取んなよ……?」


冗談――…?


「でも……。やっぱり私自身もこういう中途半端なのダメだと思います」


ご主人様欲しいニャーとは、流石に言わないだろう。

彼氏に悪いと思うより、


私は――、


夏樹さんに失礼だと思ってた。



「……だからマジになんな。面倒なことは忘れた、憶えてない、放置だろ?お前」


そこまで酷くない。


それより――、



マジに取るな。



マジになんな。



私は夏樹さんのこと……、



「マジになったら、迷惑ですか?」


「は?」


付き合っているのか、いないのか。


それさえもはっきりしない。


ただ、夏樹さんが私のこと気に入ってくれてる。


それは……、信じたい。


でも私は夏樹さんのことが――、


好きだ。


ここ最近、彼氏とも逢っていなかった。


気付けば、思い出すのは夏樹さんの顔で、


いつの間にか、夏樹さんのことばかり考えてる。


それなら、


いっそのこと……。



「夏樹さんだけを、好きになるのは迷惑ですか?」


はっきり言った。


「…………」



無言の夏樹さん。


――…それが答え?


そう……なんだ?


私1人で何盛り上がってたんだ?


バカみたい……。






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